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MH的学生生活

建設日:2005/12/06
更新日:2005/12/06

 2005年11月の日記

 2005年11月30日(水)

寝坊……。とりあえず,3限に間に合うように出勤。

3限現代生活民法,債権譲渡。予習が足りなかったので,回答を指名されたときは焦りました。今回で消費者法が終わり,次回から医事法になります。

民法の答案を1通書いてから帰宅。夕食後も民法。

▽ 某先生に「望月君,よく死なないね」と言われました。「あと3回くらい死なないと合格できそうにありません」と申し上げました。

11月も今日で終わり。残念ながら,今の私は全く「死ぬほど」やっていません。来月はシフトアップして追い込んでみます。研究会論文のほうも発表まで1ヵ月余になりましたし,構想を詰めて,執筆も始めなければなりません。

「勉強しすぎて死にそう」って思えたら本望です。

 2005年11月29日(火)

朝から風雨強し。先日ジャスコで買った500円の雨傘は,風一吹きで骨が3本ほど折れて,すっかり使い物にならなくなりました。濡れ鼠になって出勤。

1限現代家族法,親子関係。親族法・家族法は最後に勉強してから期間が空きすぎました。ちゃんと教科書を読み直した方が良いかも知れません。

2限に民法の答案を書いてから,3限に民法の自主ゼミ。年内には民法の全範囲が終わる見込みが立ちました。ほっと一安心。中断を挟みながら,1年以上かかったことになります。

5限医療訴訟,病院側代理人の答弁書。

雨が止んでいる隙を狙って帰宅。炊事,洗濯,刑訴法。

 2005年11月28日(月)

午前,刑訴法の答案を1通。昼頃に出勤して,会社法,経済法,行政法。

5限経済法ゼミ,都営芝浦屠畜場事件(最近は「と畜場」と書くようですが,助詞の「と」と勘違いしますね)。数少ない独禁法分野の最高裁判決。しかし,原審で事実認定がひっくり返ってしまったので,理論的には物足りないですね。

終了間際に議論をかき回してしまいました。民法709条訴訟において,公正競争阻害性要件は必要かという問題について。これで30分延長……。

21時帰宅。夕食後,再び刑訴法。

 2005年11月26日(土)・27日(日)

学内では法科大学院入試が行われていました。

私は普段と変わらぬ日常でした。強いて言えば,普段よりも抜けた2日間でした。

自宅学習にも耐えうるように,自宅の自室を模様替えしました。改善された最大のポイントは,勉強机のイスをどかさなくても,冷蔵庫が開けられることです。ただそれだけです(笑)。ジャングルジムのような部屋になってきましたよ。

勉強のほうは,会社法と刑訴法。民法と刑訴法の答案を1通ずつ。

来週以降,すさまじく忙しくなる予感。年末まで一気に走り抜けます。

 2005年11月25日(金)

新しい玩具(携帯電話)を手に入れてしまったため,ついつい遊んでしまいました。電話番号とメールアドレスが変更になりましたので,よろしくお願いします。

勉強のほうは,商法(会社法)を読み進める。

▽ 明日・明後日は北海道大学法科大学院の本年度一般入試です。受験生の皆様,頑張ってください。

▽ 思えば私も受験生。来年の新司法試験の受験案内を入手しました。

 2005年11月24日(木)

本日は行政法,商法,民法,経済法,刑訴法。飽きやすい私は,こんな感じで1日に5科目はやりたいものです。

1限行政紛争解決法,規制権限の不行使(国賠法1条1項)。スモン東京地判の5要件を今日やっと覚えました。

会社法は葉玉100問を読み始めました。まずはざっと流し読みの予定です。

経済法は2ヵ月後に控えた研究会での発表の準備。今日は川濱先生の論文をじっくりと読みました。私には難しすぎました。もっと勉強しないと。

夜,奨学金の返還のための書類作成。

 2005年11月23日(水・祝)

勤労感謝の日でした。民法の答案を2通,あとは刑訴法。

そろそろ奨学金の返還の手続きをしなければなりません。学部時代と合わせて6年間の借入により,返済額は800万円を超えています。

法科大学院の授業料も100万円ほど滞納してるので,私の債務超過は1000万円に迫る勢いです。

法科大学院を卒業してからの生活費をどうするかという深刻な問題もあります。試験終了後からすぐにバイトを始めるとしても,最初の給料日を6月末とすると,3ヵ月間どうやって生きてゆくのか……。

少しブルーになって,4時半就寝。

 2005年11月22日(火)

1限現代家族法,しかし不当利得。担当教員は不当利得法の大家なので,かえって勉強になって良かったですけど。民法は本当に奥が深いですね。考えれば考えるほど謎が深まります。でも,きっと司法試験ではそんな「奥」まで要求されていないのです。

民法の答案を1通書いてから,自主ゼミ。理解していたと思っていたことを理解できていないと理解したときの驚きと言ったら!最終的には理解できたので良しとしましょう。

5限医療訴訟,損害論(賠償科学)。中間利息控除に関しては民事法定利率によることが最高裁判決最(三小)判平17・6・14によって決着していたのですね友人のサイトにも書いてあったのに見落としていました)

とすると,私が現在27歳で67歳まで40年間就労可能とすると,死亡した場合に損害賠償としてもらえるのは年収の約17年分にしかならないわけです(さらに,生活費も30%控除すると約12年分になります)

駅前の「つぼ八」で夕食(ただし禁酒中)。帰宅後は刑訴法と民法。

▽ 葉玉匡美『新・会社法100問』を買ったものの,初版初刷の誤字・脱字・間違いの多いこと。第2刷以降を購入する方が賢明だったかも知れません。しかし,正誤表で発表されている以外にもまだまだ間違いがいっぱいあるみたいですから,「見切り発車」でも悪くありません。

 2005年11月21日(月)

午前,刑訴法。午後はひたすらに経済法。

5限経済法ゼミ,マイクロソフト抱き合わせ事件,東芝エレベータ事件。マイクロソフト社に対しては抱き合わせ事件でもNAP条項事件でも,私的独占(独禁法3条前段)に問えるのではないか,というのが私の持論です。

重たい事件を2本やったため(おそらく,今期最大の山場だったと思います),終了したのは21時半。実に5時間を費やしました……。

帰宅後,遅い夕食。それから刑訴法。

▽ 来年の新司法試験の実施日程が変更になりましたね。2006年は,変則的に5月19日(金)〜20日(土),22日(月)〜23日(火)の不連続実施となりました。中休みの21日(日)の過ごし方を,今から悩んでしまいます。

私もかつて指摘したところですが,きっと多くの要望があったのでしょう。民事系の論文式試験が,6時間1本勝負から2時間+4時間の2本立てに分割されました。

というわけで,体力勝負が少々緩和されたということですね。

 2005年11月20日(日)

刑訴法の答案を2通。これからしばらく刑訴法に力を入れます。

葉玉匡美『新・会社法100問』を買いました。現時点で会社法に対応している問題集はこの本のみです。札幌市内では,どこの本屋さんでも入手困難な状態のようです。

 2005年11月19日(土)

朝からずっと,雪の降る一日。勉強は,民法,刑法,会社法。

15時,経済法ゼミや他の院生たちと共に,亡くなった仲間を偲ぶ会。彼を銃で撃った犯人は,まだ15歳の少年でした。複雑な気分です。

仕事の関係も含めて,人の死はいっぱい見てきました。私の中で,どこか鈍くなっている面もあります。

しかし,「鈍くなっている」ことだけでは説明のつかない,複雑な気分が湧き上がってきています。未成年の子どもたちが犯罪に走る,社会が不幸だと思うのです。

18時,会社法特別講義。社債・株式振替法とか,株式質入れとか,株式譲渡担保とか,喪失株券登録制度とか……。

 2005年11月18日(金)

午後から出勤して民法の答案を2通。

スーツとYシャツをクリーニングに出して,車のタイヤを冬用に交換して,革靴の靴磨きをして,部屋の片づけ。

今週はアップダウンが激しくて,思うように勉強が進みませんでした。しかし,明日から気持ちを切り替えて,がんばろうと思います。

そして,亡くなった彼の分も,しっかりと前に進もうと思います。

昨日の飲み会,彼の死,幼なじみの結婚式,旧友との再会,さまざまな方々との新しい出会い。この1週間のいろいろなものが私の覚悟を決めさせてくれました。

来年5月の試験まで,残り約半年(182日)。目標まで1,612時間です。

 2005年11月17日(木)

1限行政紛争解決法,義務付け訴訟と差止め訴訟。私の連続発言記録がストップしたので,記録を更新し続けているのは某氏のみ。継続は力なり。

午後に民法の答案を2通。そろそろ民法以外も書いた方がいいですね。

夕方から飲み会。熱意君ほか,今年の現行司法試験に合格した方々のお祝い。あぁ,来年は自分が合格する番だ,という思いを強くすることができました。

▽ 2日前のことですが,JA京都に公取委が立入調査。浜中村農協事件(勧告審決昭和32年3月7日)以来の一般指定5項違反事件に育ってくれないかと期待しています。JAやつしろは警告止まりでしたからね。

▽ 1ヵ月ほど前の話ですが,Googleに対する一般指定11項違反事件は立件できずに終わったそうですね。12項と絡まない単独の11項事件として期待していたのですが。

 2005年11月16日(水)

3限現代生活民法,契約の事後的変更。今日も瑕疵担保責任。だから,私は契約責任説が好きなんですって。

夕方,会社法。先週土曜日の特別講義を欠席した分のフォローアップ。まだ3分の1くらい残っている模様。

不幸な出来事とは重なるものですね。

心と体が疲れているので,スローペースな一日となりました。

 2005年11月15日(火)

吉事と凶事。朝は地震(6時39分)で目が覚めました。しかし,1限(8時45分)には遅刻。

1限現代家族法,財産分与とか。「アメリカには協議離婚がないが,事実上の協議離婚がある。どういうことか?」という問いに対して,「ネバダ州に行く」と答えました(ネバダの産業といえば,「カジノ」と「離婚」ですよね)。はい,不正解でした。

豆知識:ネバダ州では裁判離婚の要件が他州よりも緩く,1週間程度の別居で裁判離婚できると言われています。他州の離婚したい夫婦は,ネバダに移住し,1週間別々のホテルに「別居」して(その間,もちろんカジノで遊ぶ),裁判所で離婚を認めてもらいます。
これを「ネバダ離婚」と言いますが,再び元の州に戻ったときに離婚の効力が認められなかったという先例もあります。

5限医療訴訟,訴状(過失論)。授業の直前に怪我をしたので,治療のためにまたまた遅刻。遅れて出席したら,私の提出した課題に対するコメントは終わっていました……。

▽ 紀宮さんの結婚式でしたね。テレビは観ていませんが。

▽ 隠すようなことでもないし,ニュースでも報道されているので書きます。まだ信じられないのですが――

昨年の経済法ゼミで一緒だった仲間が,留学先のアメリカで,強盗に銃で撃たれて亡くなりました。

一緒にジンパやったり,飲んだり,ゼミで議論したときの姿が忘れられません。小さな坊ちゃんを乗せて,にこやかに自転車で走っていた姿が思い出されます。

口惜しいという一言に尽きます。他のゼミ仲間と,そんなことを言ったりしていますが,遠い異国の地での出来事。何にもできやしません。それが,悔しい。

 2005年11月10日(木)〜14日(月)

4泊5日で静岡・神奈川・東京をまわっていました。12日(土)には,幼なじみの結婚式が横浜であり,「新婦の兄」的役割を務めてきました。

いろいろと書きたいことがありましたが,今日は書く元気がありません。

「幸せと不幸せ」,「生と死」について考えさせられた旅でした。

 2005年11月9日(水)

起きたら初雪。激しく降っていました。長い長い冬の訪れです。少しだけ,気分が沈みました(でも,東京の暑い夏よりはましだと思うと元気になります)

雪とは関係ないと思いますが,あまり頭が働かない一日。

3限現代生活民法,瑕疵担保責任。私は契約責任説が好きです。実生活での感覚に近いからです。

夕方以降,民法の答案を2通。民訴法を少しやって本日の勉強は終了。

日付が変わってからパッキング作業。あれこれと手間取って,1時半までかかりました。明日の1限に間に合うように起きられるか心配です。

▽ 明日から月曜日まで札幌を留守にします。今回はパソコンを持ってゆかないので,帰ってくるまでここの更新はお休みです。

ブログだったら出先からでも更新できますが,仕方ないでしょう。

▽ 私の永遠の好敵手である熱意君が司法試験に最終合格。おめでとうございます。

 2005年11月8日(火)

1限現代家族法,夫婦財産制。日常家事債務につき,民法761条と110条趣旨類推では救えない部分を救う論理について。

2限に民法の答案を1通,3限に民法の自主ゼミ。

5限,伊藤滋夫先生の講演会。要件事実論と民法学についての報告と意見交換。修正法律要件分類説で学んだ私にしてみたら,伊藤先生の説は興味深いものでした。もっとおもしろかったのは,教授たちの白熱した議論でしたけど。

帰宅後は民訴法。

なるべく全教科をまんべんなく勉強しようと思っているのに,今日も民法と民訴法の勉強だけで終わってしまいました。

 2005年11月7日(月)

午前,民訴法,民法(答案1通)。午後,民法(答案1通)。

5限,経済法ゼミ。奇跡的に2時間で終わる。それはそうと,今期はゼミへの新規加入者がたくさんいて,私まで発表が回らなくなってしまいました。ゆえに,私のゼミ発表論文はお取り潰し。

というわけで,同じテーマで経済法研究会で発表するかも知れません。要するに,大学院生のゼミではなくて,公正取引委員会と経済法学者の研究会でやれ,と。

会社法の勉強を少しやってから帰宅。ところで,会社法が改正されたことにより,見せ金は有効説がいいんじゃないでしょうか。

上京に向けてパッキングを始めました。今回は珍しくパソコンを持ってゆかない予定です。荷物の軽量化に努めます。

 2005年11月6日(日)

ストーブを出してみて,試験点火してみました。無事に使えました。本格的な稼働はまだまだ先にします。

北海道は寒いから灯油代が膨大にかかるというイメージがありますが,昨冬の灯油代は半年で1万円でした。日中は大学にいるんだから,そんなにかかるわけがないのです。東京の夏の冷房費よりは安いのではないでしょうか。

そうれはそうと,勉強は足踏み状態。明日は前に進むぞ,と。

 2005年11月5日(土)

夕方から会社法特別講義。設立あたりで,論点に影響のある改正が結構あるのだと学びました。引受担保責任と設立無効とか,消えた論点も幾つかありますけどね。

本日は隣の席の暴君の誕生日でした。みんなでバースデーケーキを鷲掴みにして食べる儀式を挙行。

 2005年11月4日(金)

勉強は民訴法と会社法。商法から会社法へ改正されたところはだいぶ理解が進んできました。しかし,もっと根気よく条文と慣れ親しまないとなりません。

民訴法は複数当事者訴訟。補助参加は,もうこれ以上勉強しなくてもいいでしょう。

経済法ゼミ発表論文のために資料収集。思ったよりも,近接したテーマの先行研究が多いことに気づきました。これらを前提にしようとすると,ずいぶん膨大な量を読み込む必要がありそうです。これは困りましたよ。受験生の私には時間が足りません。

▽ 本年度の北大法科大学院入試の志願者数が発表されました。初年度の志願者数に迫る勢いです。今年はずいぶん激戦になりそうですね。

受験生の皆様の健闘をお祈り申し上げます。

▽ 民訴法の三ヶ月章名誉教授が文化功労者として顕彰されたとのこと。三ヶ月先生はかつて我がヨット部の部長であられました。お会いしたことはありませんけどね。

 2005年11月3日(木・祝)

文化の日。教授と共に「法律は文化か」という題で議論をしてみる。

しかし,いつもと変わらない日常です。「3日」に因んで,民法の答案を3通書いてみました(30日だからと言って30通は書けませんが)

夕方,祝日らしく札幌駅まで買い物に行く。2年ぶりに冬用靴を新調いたしました。破けた古い靴を捨てるのはもう少し先になるでしょうが。捨てられない症候群なんです。

医療訴訟の課題を起案して,会社法の勉強をして,珍しく日付を越えてから帰宅。

 2005年11月2日(水)

午前,胃痛でダウン。3限に間に合うように出勤。

3限現代生活民法,契約の締結とその解釈。最後は今期の私の経済法ゼミの論文テーマに近づきました。有益な講義でした。

講義後,早々に帰宅。民訴法と民法に取り組みましたが,あまり芳しい成果は上がりませんでした。

 2005年11月1日(火)

今日から11月。「人の幸せ」について考えた一日。

1限現代家族法,日常家事債務と民法110条趣旨類推。理解が薄いところをちゃんと補っておかないと。

某教授の部屋を訪問して,日頃の疑問点について質問。今さら思ったのですが,北大って気軽に教員の部屋を訪問できるという意味で,学生と教員の距離が近いなと。

学部時代の大学を振り返ってみると,教員の部屋なんて,畏れ多くて滅多に訪問できませんでした。我がヨット部の顧問だった青山善充先生の副学長室には定期的に行ってましたけど。

民法の答案を1通書き,教授のランチにお供し,5限の予習をする。

5限医療訴訟,医療水準論など。提訴する前の内容証明郵便を送る段階の話。

帰宅後,民訴法。0時過ぎから3時まで東京の友人と長電話。そうか。そうだったのか。

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